いつもそこに工業 2017年11月まとめ
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これはFacebookで日々投稿している工業ネタのまとめです。
今回は2017年11月(+α)分
安全ピン。
細い線状のステンレスをクルリと曲げてある。
ありふれているけれど美しい曲げ。
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またまた安全ピン。
今度は頭。薄い金属の板をこんな形に曲げてある。
細かい加工の典型例。
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やかんの取っ手。
一枚の金属の板が曲げられてこの形状が作られている。
このような加工はプレス加工といい、同じ形のものを大量に作るのに向いている。
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どこにだってあるクリップも、
金属の板を曲げて作っているのだと思うと、とても美しい。
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ヤカンの取っ手のスポット溶接。
クリップでつまむようにして力をかけながら高圧電流を流し、
金属を溶かして接着する方法。
手でやるのは困難だが、
機械化すると簡単にできるため車をはじめ様々な工業製品に使われている。
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プラスチック製品の裏側に見かけたこんな形状。
これは出来上がったプラスチック製品を型から押し出すためのピンと
型の隙間にプラスチックが流れ込むことで起こります。
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ヘアクリップのヒンジ。金属のかしめ。
2つの部品を合わせたところに軸となる部品を差し込み、
それを変形させて抜けないようにしてある。
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家電製品の外装ビス。
使用している間に緩んで抜け落ちたりしないよう、
ビス緩み試験などを経て安全が確認されています。
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中央の丸い部分はゴム。奥の部品はプラスチック。
本当は違う素材なのに、
塗装などの技術を使って、まるで同じ素材のように見せることもある。
そうすることで見た目がよくなる。
車のドアの取っ手など多くの場所で使われている技術。
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このような紙は「片段」と呼ばれる。
ダンボール紙にも規格があり、
例えば何の紙を何枚使っているかで、
どれくらいの力に耐えられるかが分かるため、
コンテナなどに積んだときに箱が潰れないように計算をして設計される。
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はさみの持ち手。透明な樹脂と金属が一体化している。
樹脂を成形する型の中に、あらかじめ金属パーツを入れておき、
そこに樹脂を流し込むのだ。
このような手法はインサート成形と呼ばれている。
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ビーズを並べて水をかけると固まるという子供向けの玩具。
このような製品の場合、ビーズの大きさにバラツキがあると、
ビーズとビーズの隙間が大きくなってしまって接着できなかったり、
ビーズが大きいと歪んでしまうなどの問題がある。
どのように解決しているのかというと、
基本的にはビーズとビーズの間には隙間ができるようにしてあり、
水を掛けたことで溶け出した糊が
ビーズとビーズの間を橋渡しする仕組みになっていた。
なるほど。
こうすることでビーズの大きさを厳しく管理する必要がなくなり、
コストダウンに繋がるのだ。
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このような切れ込みがあると、なぜ袋をかんたんに切ることができるのか?
切り込みのある部分を引っ張ると、力が切込の底に集まるからである。
この現象を「応力集中」という。
機械や装置でも小さな傷があると、そこに力が集中して破損することがある。
そのためメンテナンスの一環として、部品を叩いたり、
薬品などを使って傷の有無を確認することがある。
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玩具のボールをちょうど半分に分断するように走る筋。
これはボールの型が合わさっていた場所。
大まかに言って、値段の高いボールのほうが、
この線は目立たないように工夫されている。
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本の綴じ方も工業。これは糊で綴じられている。
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飾り付きヘアゴムの金具。
ゴムに噛ませる部分と飾り本体が接着剤でとめられている。
ただし見た目に配慮して透明な接着剤が使われているようだ。
見た目をどう整えるかも、また工業のうちである。
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電子体温計に使われているのはサーミスタと呼ばれる素材である。
この素材は、温度によって電気の流れやすさ(抵抗)が大きく変わるという特徴があるため、
どれくらい電気が流ていくかを測り、
そこから温度を自動で算出するのだ。
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