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エンジニアを泣かせる絵本

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はしれディーゼルきかんしゃデーデ

ディーゼル機関車とは、
電気の力ではなくディーゼルエンジンの力で走る鉄道車両のことだ。
電気が止まれば電車は走れないが、ディーゼル機関車なら走れる。
東日本大震災のとき、10両の燃料タンクを曳いた機関車が
新潟から郡山をつなぐ磐越西線を、電気の途絶えた被災地に向けて駆け抜けた。
そのときに使われた機関車の愛称が「デーデ」
この本は、一刻も早く被災地に燃料を届けなければと奮闘した人たちの姿を
デーデの視点から、子供たちにも親しみやすく描いた絵本だ。

 

エンジニアの泣きどころ

個人差はあるが
エンジニアは「秘められた情熱」に心を打たれることが多い。
人には知られぬ場所で、世のため、人のため、未来のために奮闘する誰か、
そういうものや場面に胸を熱くする。
この絵本に描かれているディーゼル機関車も、
電気の途絶えた鉄道の線路をひたすらに被災地に向かって走っている。
それだけではない。
機関車の運転士、さらにはそれを整備する人たちの姿など
普段ではなかなか脚光を浴びない人たちの姿までも描き出している
そこに従事する人たちがどんな思いで「デーデ」を送り出したのか。
それを思うと目頭が熱くなる。

力強く支えてくれる人たちの存在を伝えたい

この絵本は、図書館で3歳の息子が選んできたものだ。
息子としては単に表紙の赤い電車に惹かれたのだろう。
(息子はまだ機関車と電車の違いを理解していないので)
しかし読み聞かせを進めていくうちに、私は思わず涙声になってしまった。
被災地から遠く離れた場所に住んでいても、
背筋に氷を押し当てられるような思いをした東日本大震災。

恐ろしいとしか表現のできない、あの被害の中で
少しでも状況を良くするために、ひたすらに働いた人たちがたくさんいた。
デーデの物語もその一つだ。

震災に限らず、様々な困難に対し「何とかしよう」と奮闘する人々。
そんな人達が、力強く支えてくれているから今の生活があるのだ。
そんな人達の存在を、私はこの本を通じて子供たちに伝えたいと思った。

 

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