工業×執筆 のハイブリッドな視点からエンジニアの世界を表現する

紙図面の記憶

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工業技術や手法の歴史が問われる

工業ライターをやっていて意外と多いのが
工業技術や現場管理の方法の歴史的な変遷について書いてほしいという依頼である。
例えばネジであれば、
昔は鉄の棒に糸をらせん状に巻いて印をつけ、
その印に沿って手作業でネジの溝を掘っていた。
今はタップとダイス、ねじ切り工具や旋盤などによって、
一定のピッチの溝が切れるようになっている。
そんな話を書くことを求められることも多いのだ。

 

昔の手法を学んだ場所

ものづくりが、いわゆる手仕事から工業へと進化した
ある意味最もベーシックな形の技術については、実は大学で学んだことが多い。
逆に、最先端の工法などについては、業務の中で学んだことが多かった。
こう書くと、大学で学ぶことは時代遅れで意味のないことに思えるかもしれない。
だが古くベーシックな技術について知っていることが、
最先端の工法の理解をする基礎になるというのも、同時に体感してきた。

もう一つ思い出したことがある。
多分今はもうほとんど見なくなっている、紙の図面の話だ。
学校では紙に手書きで図面を描かされた。
いまどき、パソコンで描くほうが主流だろう。
だが図面に使われる線の意味や、図面の成り立ち、その意味など
手書きでから学ぶことは多かったと思っている。

工業の基礎たる部分を学ぶ、それが学校の意義なのかもしれない。

 

紙の図面という記憶

そしてさらに、私は業務でも紙の図面を扱ったことがある。
新卒で入社したころは、まだ少しアナログの影が残っていたのだ。
図面を描く作業そのものはさすがにデジタル化していて、CADで図面を描いたが
それを出力し、クルクルと巻いた巨大な図面を抱え、
上長の承認を得るべく社内をえっちらおっちらと駆け回っていた。

今は全てデジタルに変わった作業。
だが、古い時代のものも知っている。
そんなことも、今の仕事に役に立っていたりする。


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コメント

  1. ウチは設計事務所なんですが、
    ・手描き図面→CAD化
    ・手書き見積→PC化
    リアルタイムで経験してきた世代です。
    今後は3D化・BIM化となるようですが、
    効率・生産性を考えると、当然の成り行きなんでしょうね。

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