工業×執筆 のハイブリッドな視点から工業、製造業の世界を言葉にする

読書感想文、生活作文の指導のポイント

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今年の夏は、地元のカルチャーセンターで
読書感想文の講座を開かせてもらっている。
そこで感じた、読書感想文、生活作文の指導のポイントを書いてみたい。

読書感想文指導の心得

1.答えを先回りしない
一番よく見られる、一番重要な問題である。
子供に「どう思った?」と訊ねた際に
「◯◯って思わなかった?」「こういうお話でしょ?」
と答えを先回りしてしまう保護者が、わりと多い。
子供が考えている時間がじれったいのは分かるが、これは逆効果だ。
「黙っていれば答えを言ってもらえる」と学習されてしまう。
答えの先回りは絶対にすべきではない。

2.あらすじに偏りすぎない
「どういうお話だったの?」と子供に聞く場合
全体が出てくるまで一生懸命聞いてしまう保護者がいる。
読書感想文はあらすじを書くものではないので
心に残った1シーン程度が出てくれば十分。
あまり「どういうお話だったの?」を突き詰めないほうがいい。
たまに微妙にズレた答えを言う子もいるが、
先生が全ての本を読んでいるとも限らない。
感想がスラスラと出てくるようならば、
あまり神経質にならなくてもいいだろう。

3.子供の本心を大事にする
たまに、いわゆる「本題」からズレた感想を持つ子や、
子供なりには考えているのだろうけれど、
教科書的でない感想を持つ子供もいる。
けれど作文の本質とは「自分の考えを表現する」ことだ。
なぜそう思ったのか、それはどういうことなのかが
きちんと伝わるように表現されていれば、何も問題はない。
もちろん県や国のコンクールで金賞を取るような作文にはならないが
その子らしい等身大の作文ができあがるはずだ。
また、大人から見ると不思議な感想を述べる子もいるが
よくよく聞いてみると、その子らしい考えの元にその感想がある。
企業の社長や有名俳優にインタビューをしているつもりになって
相手の考えを聞き出してみるといいだろう。

子供の言葉を引き出す質問のポイント

どの子にもいえることだが、
表面的な感想で止まってしまうことが多い。
たとえば「楽しかった」「平和になるといいと思います」だ。
なので、その気持を深掘りをする質問を投げかける必要がある。

1.なんでそう思ったのかと徹底的に追求する
どういうところが、どういう風に楽しかったのか。
また、それはどうして楽しいと感じたのか。
たとえば
「エルマーがライオンのたてがみを三つ編みにしたのが楽しかった」
というならば
「普通ならライオンを見たら逃げるでしょ?それなのにたてがみを結ぶのって面白いよね。
それに、たてがみってゴワゴワしてそうじゃない?上手く三つ編みにできるってすごいよね」
くらいまで掘り下げていきたい。
ちなみに私は、指導の中で子供から
『なんでなんで星人!』と呼ばれてしまった。

2.あえて間違う道化になれ
色々と質問をしても、なかなか答えが出てこない子も多い。
そういうときの対策のひとつとして、
あえて間違った、道化の答えを言うという方法がある。
たとえば戦争もののお話を読んだ子に
「楽しい!ここに行ってみたい!って思った?」
と訊ねてみるのだ。
この方法には3つの効果がある。
1つ目は、答え方の例文を示し、答えやすくする効果。
2つ目は、子供の「教えたい」という欲求を刺激する効果。
3つ目は、作業を気詰まりにさせない息抜きの効果だ。
あえておどけて言うと、効果は上がる。

子供の作文力を上げるために

講座をやっていると、保護者の方から
「子供の文章力を上げるためにはどうすればいいか」
という質問を受けることも多い。
そのためには日常の習慣が必要だと私は考えている。
それはたとえば次のようなものだ。

1.「ヤバイ」の禁止
今の子は何でもかんでも「ヤバイ」で表現する。
便利な言葉だが、文章力という視点で見ると困った言葉だ。
ヤバイとは、美味しいのか楽しいのか、
それとも本当に危機的状況が迫っているのか。
他の言葉で表現することを促したい。

2.きちんとした言葉のアウトプット
家庭や友達同士でありがちなのが
「ママー!あった!」というような簡略化された言葉だ。
こうい言葉に対しては、たとえ状況が察せられたとしても
「何が?」「どこで?」「どうして?」を聞き出し
「昨日失くした消しゴムを机の下で見つけたのね」
というように、きちんとした文章として返すといい。
そうすることで、どう表現すればいいかが分かってくるからだ。
また、子供と親でありがあちな別のケースとして
「ママ、ゴミ」である。
わが家ではこう言われると
「私はゴミではありません」と返している。
「ママ、ゴミを捨ててください」と
具体的に何をして欲しいかを言えるまでは決して動かない。
少し面倒かもしれないが、このような訓練を繰り返すことで
伝えたいことを伝える力がついていくだろう。


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