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パクリ記事執筆だけじゃない! クラウドソーシングで見かけるアヤシイお仕事

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DeNAなどのキュレーションサイトなどで
信憑性の薄い記事、他サイトからのパクリ(盗用)記事が多量にあり
記事が一斉に非公開になるなどのニュースがあった。
この手の記事の制作させるのに
クラウドソーシングなどでライターを募っていたとの報道もある。
実際に私も、クラウドソーシングの場で
現在公開停止になっているサイトのライター募集を目にした経験がある。
その時も「こんな値段でこんなに書かせるのか」と驚いたりしたものだが
実は他にも「ん?」と首をひねるような依頼を目にすることがあった。
そんな話をしてみたい。

 

クラウドソーシングとは

クラウドソーシングというのは、さっくり言ってしまうと
「こういう仕事、◯◯円でやってくれませんか?」
という人と
「こんな仕事探しています」
という人をつなげてくれるサイトのことだ。
こまめに見ていると、ちょっとした単発の執筆仕事も出てきたりするので
ライターとして動き出したころは経験を積むために仕事を探していたし
今でもスカウトのメールを受け取って、内容を見に行くこともある。

得意なことを得意な人に頼む
そんなスタンスで開かれているサイトなのである。

 

1文字0.1円?! 激安ライティング案件

私はライターなので、主に見るのは当然ながら執筆系の案件だ。
20代の若い女性の生活をイメージした、日記系ブログの執筆
なんてのを見かけた時は、
一体どんなところでその記事が使われるのかと想像を巡らせたりもした。
例えばそれが男性に向けたブログだとして、
オジサンがその仕事を請けていたら……なんて。
(現実には可愛いアイドルのブログのゴーストライターが男性というのも多いそうだが)
想像すると、ちょっとクスっとしてしまう。

しかし、問題は、やたらと安いライティング案件だ。
クラウドソーシングが広く知られるようになるのとほぼ同時に
キュレーションサイトが賑やかになってきたころからだろうか、
びっくりするくらい安いライティング案件を多数目にするようになってきた。

例えばこのようなものだ

◯◯に関するライティング(例:健康、美容、海外旅行)
1,500~2,000文字以上
1記事200円
◯◯の専門家も歓迎しますが
詳しくなくてもインターネット検索で調べた内容で書けます

ポイントは
「詳しくなくてもインターネット検索で調べた内容で書けます」
という言葉。
そして安い原稿料。
この料率で、まさに今読んでもらっているこの記事を書いた場合、報酬は200円になる。
どうだろう?仮に誰かに依頼するとして、適切な値段だと思うだろうか?
こんな原稿料でやるライターは、間違いなく極力手間を省くことになる。
検索した先で書かれている内容を理解し、頭の中で消化して、アウトプットなんて
とてもではないが、やっていられないだろう。
だからといって、仮にもライターとして仕事を請ける者が記事を流用してはいけない。
しかし、キュレーションサイトのパクリ記事量産の背景には、
このような依頼が大量にあったのは事実だろう。

 

実はサギ? 荷受け代行

荷受け代行サギというものがある。
自分に代わって荷物の受け取りをしてほしい、
という名目で住所、氏名、口座番号などの個人情報を聞き出し
格安スマホなどに勝手に契約されてしまう。
そしてそのスマホは犯罪に使用されたりしてしまう、という話だ。
実際にスマホが犯罪に使われれば、
スマホの契約者は、犯罪の片棒を担いだことになってしまう。
仕事の募集を装った、怖い話だ。

その内容は次のようなものになる。

個人での輸入販売(又はオークション、通信販売)をしているのだが
家の中に荷物の置き場所が足らなくなってきた。
そこで、私の代わりに荷物を受け取り
私から連絡があったら、指定の場所に着払いで発送してほしい。
料金は荷物1個につき1,500円です。

1文字0.1円のライティングに比べれば、何と良い話だろう。
だが、このような話に飛びつくのは危険だ。
そうして送られてくる荷物が法に反したものであったり
伝えた住所などを悪用されて、
オレオレ詐欺などに使うための携帯電話を契約されたりする場合があるのだ。

 

使われる先は迷惑メールか、レアチケット入手か?

フリーメールアドレス取得依頼

同じように「悪くない」料金の仕事にこんなものもある。

フリーメールのアドレスを10個取得してください。
10個で500円です。

一見何も問題無さそうだ。
けれど待ってほしい。
一体なぜ、この依頼主はそんなにたくさんのフリーメールアドレスが必要なのだろう。
これは荷受け代行と違い、ニュースなどを調べても事例が出てこなかったが、
ちょっと考えてみたら想像がついた。

一つは迷惑メールを送信するためのアドレス。
もう一つは、人気のあるコンサートなどのチケットの抽選に、数撃ちゃ当たる方式で応募し
当選したチケットを1枚7万円とかの高額で転売に出すことだろう。
なるほど。それなら依頼人も、十分にモトも取れそうだ。
確たる証拠はないが、そんな風に想像している。

 

クラウドソーシングは悪なのか?

そのようにアヤシイ依頼も見つかるクラウドソーシング。
ということは、クラウドソーシングは犯罪の温床なのだろうか?
それほど悪いものではないと私は思っている。
イラストや文章、ホームページ制作など
家でできる仕事を、インターネットを介して依頼と受託ができる。
例えば小さな子どもがいる、介護をしている、持病があるなど
外には出られないが、家にいる空き時間で仕事をしたい
そんな人達にも仕事と賃金を得るチャンスのある場所なのである。

ただ、人が集まれば悪意のある人間もやってくる。
特にクラウドソーシングで仕事を探す人間というのは
基本的に「お金が欲しい」という気持ちのある人間たちだ。
また本来ならば仕事を探す場所であり、時に挑戦なども必要なことから
「どうなんだろう?」という気持ちを残しつつも、踏み込んでしまうこともあるのだろう。
そんな心理につけこむような輩が、時々交ざっているのが問題なのだ。
できることならば運営側には、アヤシイ仕事のチェック体制や通報体制を整えてもらいたい。

 

クラウドソーシング利用の注意点

一番大事なのは「自分はどうしたいのか?」という明確な基準を持つことだろう。
例えば私ならば、ライターとして仕事をしたいので、
「これは面白そう」とか「経験値を積めそう」という理由がない場合には
ある一定の文字単価以下の依頼には手を出さないようにしている。

何のためにその仕事を請けようと思っているのか、
何でもいいから簡単な仕事をしてお金を稼ぎたいと思っているのか、
それとも経験を積む場にしてみたいのか、
自分の中での基準を持って、依頼を見定める目を持ちたい。


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