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「もしも自分に何かあったら……」個人事業主やフリーランスがやっておくべきこと

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背筋も凍る事件

猟奇的な事件が発覚し、世間を騒がせている。
とある男性が、ツイッターなどで自殺をほのめかしているような女性に接触し
次々と殺害していたのだそうだ。
まだ詳細は未確認だが、最低でも9名の被害者がいるようだ。
事件の発覚は、被害者のお兄さんが
行方の分からなくなった妹を探すところから始まったらしい。
他の被害者の家族も、行方の分からなくなった被害者を案じていたのだろうが
ツイッターという、外からは見えにくい繋がりからの犯行だったこともあり
なかなか特定には至らなかったのだろう。

 

個人事業主の懸念

さて話は変わるが、先日のことだ。
個人で仕事をしている友人達と食事をしていた。
その時に話題に出たのが「もしも私に何かあったら……」というもの。
もし想定外の病や事故で急死してしまった場合、
取引先などに連絡できる手段が無いよね、ということだった。

例えば会社員などであれば、家族は会社に連絡をするだろう。
一人暮らしの者でも、数日間無断欠勤が続けば
誰かが様子を見に来る可能性は高い。
しかし個人で仕事をしているとそうはいかない可能性がある。
取引先は、原稿が送られて来ないことを訝しんでメールを寄越すだろうが
それを読む人間がいない。
全てが宙に浮いたまま、きっと「仕事の途中で連絡が取れなくなった」とされ
結果として「切られ」ていくのだろう。

 

見えない繋がり

この二つの話には共通点がある。
個人の持っているつながりが、外からは見えにくいということだ。
最近たまに話題にのぼる「LINEいじめ」などもこの構造の一つだろう。
外から見えないつながりの中で何かが起こった場合
外部からの介入が難しいのだ。

自分に何かあった時に連絡をつけるために

必要なのは、何かあった時に個人が持つ繋がりを表に出す方法だ。
友人たちと話して帰宅した後、万が一の時に次のことをするよう夫に頼んだ。
「私のパソコンを起動させてメールを確認し、必要があれば返信してほしい」
事故などで夫婦共にであれば無理だが、
これだけでも、だいぶリスクを減らすことができるだろう。
私の場合、家のパソコンであればメールソフトの起動などにパスワードは要らないが、
パスワードなどを設定している人は、家族などにそれを伝えておく必要もあるだろう。

もう1つの方法としては、取引先に電話番号を伝えておく方法もある。
仕事相手には電話番号を教えない主義という人もいるようだが、
何かあった時に故人の電話が鳴れば、家族などがそれを取る可能性も高い。
この方法ならば、夫ではなく義理の母などでも対応しやすいだろう。

一人で仕事をしており、その繋がりが外から見えにくいからこそ
もしもの時のことも、きちんと考えておきたいものだ。


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