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2019年度 読書感想文課題図書 作文の書きやすさ評価

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読書感想文を書きやすく

読書感想文を書くとき、課題とする本の選び方はとても大切だ。どれだけ頑張っても、作文の題材として書きにくい本というのもある。
そこでここでは、2019年度読書感想文課題図書を「作文の書きやすさ」という視点から分析してみた。
夏休みに入る前の参考にしていただけたらうれしい。

低学年編

・魔女ののろいアメ:△
兄弟のいる子向け。話が長めでやや難しい。中学年の課題にしてもよいレベル。特に歳の近い上の子がいる子に対し、実体験としての兄弟間での思いやりや愛情などと絡めて書くと書きやすくなる。

・スタンリーとちいさな火星人:×
絵本で読みやすそうに見えるが、理解が難しい。スタンリーが火星人のふりをしている部分のスタンリーの気持ちを読み取ることは低学年の子供には難しいと予想される。また外国の話のため、文化の違いが出てくる部分もあり、子供によっては混乱する可能性がある。

・心ってどこにあるのでしょう?:〇
読みやすく理解しやすい。大人の目から見ると簡単すぎるように見えるが、作文の課題にするにはちょうどいい。「君の心はどこにあるかな?それはどうして?じゃあ君は心をどうやって扱いたい?」という問いにつなげると書きやすくなる。

・もぐらはすごい:△
写真がメインで読みやすいものの、図鑑的な内容のため感想につなげるのが難しい。身近な動物の観察をした経験と結びつけて書くと書きやすい。個人的にはすごく面白いし、ぜひぜひ子供にも読ませたいが、読書感想文ではない時にしたい。

中学年編

・かみさまにあいたい:△
理解力の高い子向け。高学年で課題にしてもいいだろう。やや長く、穏やかなストーリであるがゆえに山場がとらえにくい。主人公がおばあさんの死を乗り越えていく過程に注目できると書きやすい。

・子ぶたのトリュフ:〇
子ぶたという感情移入しやすい存在があるため、比較的読みやすい。動物の存在に惑わされず、主人公の女の子の責任感に注目していくと書きやすくなるだろう。

・そうだったのか!しゅんかん図鑑:×
写真が多く読みやすいようには見えるが、読書感想文には向かない。ここから原稿用紙3枚分の感想を引き出すのは至難の業になる。が、内容は非常に面白いので読書感想文用としてではなく読ませてみたい本。

・ハチごはん 季節のごちそう:△
写真も多いが文字の量も多い。ハチの生態についても丁寧に描かれているが、作文としては村ぐるみ、家族ぐるみで作り上げていく昔ながらの食材、伝統や食べ物に対する感謝などに注目すると書きやすくなる。

*ここでの評価は、あくまで「作文の書きやすさ」だけに注目したもので、本そのものの良し悪しを評価するものではありません。機会があれば、どれも読ませてみたい本ばかりです。

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