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【動画つき】プラスチック製品の製造方法(射出成形)

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プラスチック製品の作り方

身の回りにあふれるプラスチック製品。
これがどのように作られているかは知っているだろうか?

基本的にプラスチック製品は
材料となるフレーク状のプラスチックを温めて溶かし
それを金属の型の中に流し込んで作る。
溶けているとはいえ、プラスチックはドロドロとしているため
流し込むときに、ある程度の圧力をかけなくてはならない。
そのため、この作り方は「射出成形」と呼ばれている。

 

射出成形の様子

まずは下記の動画を見てもらいたい。

これはレゴランド内にあるレゴファクトリーで稼働していた射出成形の機械だ。
プラスチック製品であるレゴが生産されている様子が分かる。
製品の大きさなどによって多少様子は変わるが、
ほとんどのプラスチック製品は、このような感じで生産されている。
続いてこの工程(流れ)を少し詳しく見ていこう。

キャビ(金型)を閉じる

先述のようにプラスチックは
金属の型の中に熱して溶かしたプラスチックを流し込んで作る。
この金属の型を「金型(かながた)」と呼ぶ。
このとき、できあがった製品が取り出しやすいように、
金属の型は2つに分かれるようになっている。
たい焼きの型や、手の中でおにぎりを作るときを想像してもらうといいだろう。
たい焼きやおにぎりでは、まず材料を型に入れてから型を閉じるのだが
プラスチックの場合は、最初に型を閉じる。

動画の始め。AとBで示した部分が組み合わさる様子が見える。
これが金型を閉じると言われる動作である。

 

射出~冷却(プラスチックを流し込んで冷やす)

写真、赤線のところが金型のつなぎ目である。

写真で見ると右側の金型の中には、
溶けたプラスチックを流しこむための穴があいている。
この穴から、閉じた金型の中にプラスチックが流し込まれ(射出)、
溶けていたプラスチックが固まる温度まで冷やされる。

 

金型を開く

適温まで冷えたら、金型を開く。

写真の赤丸で示した部分に、黄色いレゴ(製品)ができているのが見えるだろう。

 

排出する

左側の金型の中にはEピンと言われる機構がある。
これはできあがったプラスチック製品を排出するための機構で、
金型の中からニュっと伸びてきて、製品を金型から引き剥がす役割を持っている。

写真の矢印で示したように、
黄色いレゴが金型から外れ、ぽろりと下に落ちている。
落ちた製品はコンベアで運ばれ(または下のボックスに貯められ)て
次の工程へと進んでいく。
そしてまた金型は閉じるところから始まり、次のサイクルに入るのだ。

 

身近なプラスチック製品を観察してみる

ほとんどのプラスチック製品は上記の方法で製造されている。
プラスチック製品をよく観察してみると

このようなポツリとした突起が見つかる場合がある。
これはゲートと呼び、
溶けたプラスチックを金型に流し込むための穴があった場所だ。

また、このような丸い跡を見ることもできる。
これはEピンができたての製品を押した後だ。

このように、身近な製品を観察してみると
プラスチック製品が製造されたときの痕跡を見つけることができる。


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