苦手=バカの壁? 養老孟司先生の講演を聞いてきた
昨日、養老孟司先生の講演を聞きに行ってきた。
題目は「経営者に捧ぐバカの壁」
なかなか聞けるものじゃない講演が
名古屋の中心地ではなく、愛知の田舎町な地元で聞ける。
しかも何と無料!
という訳で、ホイサホイサと出かけてみた。
バカの壁を読んだことのある人なら分かるだろうが
養老先生の話は、なかなかに哲学的だ。
私はこういう仕事をしているくらいだから
実は、概念的な話、抽象的な話というのはあまり得意じゃない。
講演を聞きに行くと決めてから「バカの壁」も読んでみたけど
分かるような分からないような……。
個人的には「こうこうこうだから、これはこういうことなのだ!」
とキッパリ断言してくれるお話のが納得できたりもする。
が、要するにその
「いやー、私には抽象的な話はどうにも分かりません」
という、その感覚自体がバカの壁ということだ。
そういうとき脳内では
「絶対にこれを理解してやるものか!」
という反応が起きているのだという。
ふむ……なる?ほど?
確かに分かる気もする。
どこかでバサリと理解を拒んでしまう、その感覚は確かにある。
例えば、スポ根を突きつけられたとき。
例えば、古臭い男尊女卑的な考えを突きつけられたとき。
「んなもん理解してたまるか!」
となることもある。
とはいえもちろん理解できないこともある。
養老先生はそんな話もしていた。
凶悪犯罪に対して「警察では動機を追求中」という。
けれど、その動機について本当のところで「分かった」と言えるのかと。
もし分かるというならば、自分も同じことができてしまうだろうと。
なるほど、理解できないこともある。
理解を拒むのはバカの壁。
けれどもバカの壁があっても、それはそれで然るべき形ということか。
バシっと決まった結論のある話ではない。
けれど、納得もあり、笑いもある講話。
こういうのを聞いてみると、
普段は使わない脳の回路が動くようで少し面白かった。
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